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コンプレックス

毎日、人の名前を彫っていると、
数人に一人、私、自分の名前嫌い。

と言う人がいる。

何を隠そう、この私、雨人も自分の名前が大嫌いだったのだ。


本名を、俊輔(しゅんすけ)という。

小学校のとき、スイミング教室に通っていました。
スイミングバスが送り迎えをしてくれるのですが、
そのバスの中で、上級生の女子にずっとからかわれていたのだ。

当時は、「かぼちゃワイン」というアニメが放送されており、
主人公の少年の名前が「しゅんすけ」だったのだ。
そのアニメは、今観れば何てことないのかもしれないけれど
小学生にはちょっとエッチなアニメだった。

その主人公を好きなエルちゃんという大きな女の子
(しゅんすけは小さい)が追い回すという内容で、
その主人公になぞらえて、しゅんすけという名前を
からかわれまくったのだ。

バスの中で、年上の大きな女子に取り囲まれ、
「しゅんすけくんだ~~~いすき!」
とアニメの決め台詞で大笑いされた。

当時はバスに乗るのが恐怖そのものだった。


それ以来、名前を人前で名乗るのが恐ろしく、
絵本作家のサイン会で、名前は?
と聞かれ、

周りに名前を聞かれないように小さな声で
「・・・・シュンスケ・・・・」と囁いた。
作家は、聞こえず何度か聞きなおしたが
書いてくれたのは
「しゅうすけくんへ」
だった。

それを見ていた母親は、
声が小さい僕をなじったが、
この名前のせいでどんな苦労をしているのかも知らない
母親を恨んだものだ。


大人になってからも名前へのコンプレックスは結構続いた。

今ではいつの間にかコンプレックスは消えており、
結構気に入った名前であります(笑)
僕が生まれたとき、「大輔」と名付けようと思った両親は
出てきた僕の顔を見て、これは大輔ではない、
と、父親の恩師の名前「俊輔」とあいなったわけです。

チビだった僕に、大輔だったらそれまた苦労したかもしれませんね。



今だったら、スイミングバスで女の子に囲まれた状態は、ちょっと頬が緩んでしまいそうな光景ですが、小学生にとっては、女の子にからかわれる小さな惨めな男の子だったわけで、かなり深刻な問題だったのです。




自分の名前が嫌い、と言うお客さんの声に
心の中で、分かるなあ~~~、
と相槌を打ちながら、彫りあがった印を見て喜び、


わ~~~! なんか、自分の名前が好きになった^^


の言葉を聞くと、すごく救われて気分になるのです。




.


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よくある質問



萌(・v・)



お店や展示の際よく聞かれる質問。



○どのくらいやっているんですか?

どのくらい・・・はじめて印刀を持ったのが18才の時です。
真剣に始めたのは、22才のとき。で、食べられるようになったのは、
30才くらいかなあ?
今は38才なので、計算してね。

どのくらいやっているんですか?の質問の答えは難しい・・・



○どのくらいやれば彫れるようになりますか?

うーん。ただ彫るだけなら、半日で大丈夫でしょう。
不器用な人でも、1週間石と遊んでいれば彫れるようになりますよ。
で、


○どのくらい修行すれば篆刻家になれますか?

2年くらいかなあ?どう思います?
篆刻家になるのは、篆刻家、と名乗ればすぐなれますが、
篆刻で食べられるようになる人は・・・
どのくらいいるかな?

質問者は軽い気持ちで聞いているのでしょうが、
ハタ、と悩んでしまうのです。

2年、篆刻に没頭すれば(出来ればいい師匠について)
おおよその技術は付くでしょう。

篆刻家の定義ってよく分からないよね。



○センスっているでしょう?

これはいらないと思う。
要は、印を彫るのが大好き! 字を書くのが大好き!
なら問題無しです。

だってね、僕は3兄弟だったけど、
兄弟中、一番習字が下手だったもの。

ただ、兄弟中一番、絵を眺めるのが好きだったし、
一番絵を描くのが好きだったと思うよ。
木刀を作って遊んだし、工作や手作業が好きだった。
習字は嫌いだったけどね。
習うって時点で強制的になるから、それには耐えられなかったんだと思う。

その後は、習字にどっぷりはまったけど。




何か質問あったら答えますので、コメント蘭にでも書き込んでね。
若い篆刻家が少ないのでチャンスだよ(笑)




.

客観的に見れるかな?

自分の作ったものが、いいのか悪いのか分からなくなるときがあります。
自分が気に入っている作品であることは間違いないのですが、
果たしてこれが世の中に受け入れられるのだろうか、
と悩んでしまうわけです。


自分の作品を発表するだけならいいのですが、
篆刻家の場合、依頼をしてくれたお客さんが
納得するかどうか、そして依頼者が納得したとしても
その先生がどういうか、そして、その印を押してある作品を観た
観客がどういう反応を示すのか・・・

そんなこと考えていたら仕事にはならないのですが、
どうしても気になってしまうのです。


万人受けする作品などは出来るわけもないのですが、
依頼者に最大限喜んでもらいたいと願ってしまうわけです。

師匠は、答えを外に求めるな、
そこから不動心は生まれないといつも諭してくれますが、
そのときは、そうだ、と強く思い、意気込むのですが、
いつの間にやら元通り・・・

で、自分的にはよく出来た、面白いと思う作品も
これ、理解してくれるかなあ、と深く悩むことがあるのです。


全く客観的に見れなくなるのです。
そんな時登場するのが、我妻です。

彼女は全く篆刻を理解していないし、
興味もありません。


ですので、書道をしていない一般的感覚です。
しかも日本人ではありませんので、
さらに、客観性が増すわけです。


で、悩んだ作品はメールで画像を送り、
好きか嫌いかだけで判断してもらいます。



その反応は、篆刻で凝り固まってしまった脳では
予想さえ出来ない反応が帰ってきたりして、はっとさせられます。
目からうろこ、しょっちゅうあります。

一番信頼置けるアドバイザーなのです。



ただ、最近は篆刻にちょっと詳しくなってきて、
玄人意見を言い出したりしますので、困りものです。
いつまでも素人の、素敵な感想をいう助言者であってくださいね。

よろしく~^^


.

はんこの意味

確定申告、今日出しました。
いつもぎりぎり。そのため昨日は篆助を予告もなしに
お休みしてしまいました。すみません。


しかし、いつもギリギリの徹夜だな。
この癖を何とかしなければいけません。



で、何とか資料をまとめて、税務署へ行ったのですが、
見事にはんこを押し忘れ・・・


あーあ、100円ショップで買ってこなきゃだめかな?
と考えておりました、はんこ屋のくせに(--;)



だめもとで、受付のお兄さんに、
はんこ忘れちゃったよ~、サインでいいかな (にこっ^v^)
としたら、しぶしぶ、特別ですよ~と言って、拇印でOKでした。



あーよかった。
妻の分にいたっては、サインも拇印もなしでOK。


じゃあじゃあじゃあ、はんこの意味って何さ?



今日が最終日だから特別ってねえ。



最終日じゃなかったら取りに帰るか、買わなきゃいけなったでしょうに。
最終日だと免除されるのであれば、
最終日じゃなくてもはんこはさして重要ではないということなのだ。



妻の分に、僕の拇印押しときましょうか、と聞くと、
それはちょっと・・・と言うので
適当にはんこ買って、僕が押すのだとOKになるので、
矛盾がいっぱいのはんこシステムでした。

多分、はんこ押し忘れて不受理になった人多いだろうなあ。
半日無駄になるし、行列に並んでからの不受理じゃ辛いよな。



はんこを押すと押さないじゃ、はんこを押すほうが脱税が減るのかしらん。
全部資料を整えて、さあ終わったぞ、と押すはんこは気分がいいんだけどね。



しかし、融通のきくお兄さんでよかったよ。ありがとね。



.

幸運

僕は、多分日本一であろう師匠を得たと思っている。
この幸運は感謝してもしきれないのだが、
誰にでも、お師匠から知識を授かるチャンスはあるのだ。

誰にでもこの幸運を手に入れるチャンスはある。
ただ、お師匠の門は見る人によったら、恐ろしく茨の門だし
鉄格子のようだし怖いんだなあ。

僕も最初は(今もかも)恐ろしくてたまらなかったしね。
この門を叩くのは覚悟と勇気が要るけど、
アホだったので、何にも考えずに入ってしまった・・・(汗)

ずうずうしい方が恩恵を得られちゃうんだな。
お師匠にお弟子が沢山出来てからでは、僕の入る隙間はないしね。
絶妙のタイミングで独り占めしてしまった。


で、もう一人。
野中頴僊という恐ろしい人がいる。
書壇で活躍しているので、公の場で僕が名前を出すのは控えていたけど
言っちゃいます。

この二人は篆刻界の宝だと思ってるんです。
人に言うときは、日本の宝だと言っちゃってるけど。


これ書くと野中先生に怒られるかなあ。




この2人、非常に怖い。
罵倒されるとか、無視されるとか、竹刀持ってるとかそういうことではなく
もう、存在が怖い。
大分慣れたので、なんとか振るえずに食事なんかが出来たるするけれど、
その昔は、何時間か一緒にいたら、へっとへとになっていたよ。

それは自分を大きく見せようと見栄をはっていたからだし、
自分の未熟さを悟られないように必死に隠していたからだと思う。


今は、すっかりばれてこっちも身軽になったので、
もう見栄を張る必要がなくなりました。
あとはどんどん吸収させていただきます。


しかし、この2人、自分のすごさと恐ろしさに気付いていないんだなあ。





2人がえばらないので、弟子が勝手にえばることにした次第です。




.

Extra

プロフィール

雨人的篆刻

Author:雨人的篆刻
篆刻家、雨人でございます。

HP 
雨人的篆刻  http://ujin.info

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